第20章 帰還
かかしサイド 続き
マリだけ病院にいかせると変に勘ぐられると思い、俺は火影命令として全員を病院にいかせた。
結果、マリは懐妊していた。
正直マリと話しが全然かみ合っていない時、まさかこのお腹の子の父親がトネリじゃないかと一瞬ではあるが思ってしまって死にそうになったけど…
よかった…ちゃんと俺とマリの子であることに安堵した。
俺にしてはバカげた発想だったなとも思ったが、ほんと心臓に悪かった…
人って、常識的にそれはないと思っていても、実はおこりえるんじゃないかなんて思うときがあるもんだから、恋愛やら愛やら絡むとほんとに大変だね…
あの時俺達2人でよかったと、情けない自分たちを思い出して笑ってしまう。
マリに正式に報告しプロポーズしたあと、5代目にちゃんとみてもらった。
そんな妊娠していることを微塵にも感じず、さっきまで月にいっていて、シカマルの話によると絞殺までされかけていたっていうんだから…
「ほんと君のママはなんて強いんだろうね…」
と5代目から渡された写真に写る小さな豆粒のようなものを見ながらしみじみと語りかけた。