第2章 館の主様
さてさて、明日はどんな事をきこうかな
兎に角1番聞きたいのは魔界の事。
おじ様が手に取ったあの本。目に通しては居たけどところどころ文脈がおかしい。大人の事情だから突っ込まないでくれと言われたがさすがに少しは気になる。
「明日、たのしみだな〜♪」
胸を躍らせながら翌日を待った
翌日
「ふむ、約束の時間まで後2時間だ。早めに行っとこ……」
人を待たせるの。少し嫌だから。早めに行く
それが癖になっちゃってなかなか直せない
屋敷を出て約束した場所へ向かう途中に声をかけられた
「そこのおじょーちゃん」
「は、はい、、?え、えと、僕のことですか、、?」
「うん、そう。君のこと。今1人なの?」
「えと、まぁ、、遊ぶ約束をしてて…」
はっ、これが所謂(いわゆる)ナンパというものか、、!こういうの、いつも柳に追い払ってもらってた気がする。追い払い方が分からない……
「だったら一緒に遊ばn「ご、ごめんなさい!そういう人苦手なので……!すみません、っ!」
人と関わるのが苦手。恐怖症って訳でもないけど
ただ単純に人と関わりあうのがトラウマ
人混みや人がいっぱい集まるところは吐き気がしてくる。そんなこと誰にも絶対に言わないけど
約束した場所につくともう夏葉さんが待っていた
色々と察したので
「夏葉く〜んっ!」
そう言い彼の元へ近付いた