第2章 館の主様
僕は夏葉さんのパソコンをハッキングした。
ファイルを漁っていたら機密情報という名前で誰にも見えないようなファイルを見つけた。
そこをクリックすると夏葉さんの事が書かれていた
(へー、女の子なんだ、、)
「ハッキングするの疲れる〜っ…!」
「なにハッキングしてんだボケ」
そう背伸びをしていたら後ろに柳がいた。
「えっ、ぁ、柳。ハッキングしたけどそんなやましいことじゃないって!調べたい事があったけどネットには載ってない様な内容だったし、ね?仕方ないでしょ?」
「そう、、なのか、、 ?まぁ、犯罪のような事はすんなよ?」
「まさかまさか、僕が犯罪者になるわけなかろう?」
「その口調やめろ……あ、そう、うるち、あそこの本浮遊術使って取ってきてくれるか?」
といい柳は浮遊術使わないと本が取れない本棚を指さした
「ん?あそこのね、はいは〜い」
僕は浮遊術を使って本棚へ向かった
「てかなんでこの本必要なの?」
「主様が必要って言ってたからな。生憎俺は浮遊術使えねぇし、うるちに頼むしか無かった」
「ふ〜ん、、おじ様この本必要なんだ〜…」
この屋敷の主は僕のおじ様の雪島瑛人(あきと)
おじ様が昔の魔界の出来事が書かれた本が必要だなんて思ってなかった
「んじゃ俺、これ届けに行ってくるわ」
「まって僕も行く。おじ様に会いに行く〜」
「は?お前は仕事してろ。あと1つ終わってないだろ」
「えー!あといっこじゃん!いいでしょ!ねっ!ね!」
「う、、たく…しゃーねぇなぁ。ほら、行くぞ」
そう文句言いながら手を繋いでくれる柳。
ツンデレだな〜と思いながらおじ様の部屋へ向かう
「今日は冷えるねぇ〜」
「そうだな、うるち大丈夫か?寒くねぇか?お前寒いの嫌いだろ?」
「だいじょぶだいじょぶ〜、今日は肌寒いって感じだから!」
「そうか?お前不健康過ぎるんだよ、、」
雑談をしながら廊下を進んでいるとあっという間におじ様の部屋についた
「おじ様〜入るよー」
ノックをし、おじ様の部屋へ入る。
「おぉ、柳くんとうるち、持ってきてくれてありがとね」
「いえいえ、主様の命令は絶対ですからねニコッ」
「そんなことないよ?特に柳くんは目一杯働いてくれてるからね。たまにはサボってもいいんだよ?」
と優しい口調で話す。