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天界の子のお話

第1章 はじまり



「ん〜……つかれた…少し休憩しよ〜っと」

僕はうるち。天界に住んでる、えーと、珍しい名前らしい。
今日帰る途中で誰かとぶつかってしまった。誰だったかな……たしか、茜様の所の夏葉……さん。

神龍……かぁ……
すごいなあ……

「ふぁ〜、、ねむ……」

「おいうるちー!まぁたサボってんのかぁ!?」

「だれぇ……?って、柳かぁ…」

「柳かぁ……じゃねぇよ、仕事サボんなちゃんとやれ」

「サボってないサボってない、ちーと休憩してたのー。全く、柳はせっかちだねぇ…」

「お前はいつも言動がふわふわだからな、信じられん、、」

この柳(やなぎ)って子は僕の幼馴染みたいな子。昔からめんどくさがり屋な僕の事を見てくれてる子。
ただ、ちょっとせっかちでお母さんっぽい、、 イケメンなのになぁ、、

「ったくも〜、、あ、書類終わってんじゃねぇか。次図書室に用事あるだろ行くぞ」

「んー、わかったー」

(あ…ついでに夏葉さんの事についてちょっと調べてみるか……)

自室を出ると少し冷たい空気が肌に当たる
ゆっくり進んでく度に冷たくなっていく。
誰かが魔法を使ってるんじゃないかってくらい。

でも、僕の屋敷は関係者しか使えないようなセキュリティだし他人が魔法を使えるはずがない
茜様やその関係者は別だけど。

図書室に着くと先に行っていた柳の姿が見える

「柳はやいねぇ〜」

「ん、まぁな。お前みたいにゆっくりじゃないんで」

「そーだねぇ〜☆てか僕図書室に来なくても図書室の本全部覚えてるよ〜?」

「一応だ!自室だとうるち寝るからな。」

「寝る子は育つって言うでしょ!」

「お前の場合は関係ないっての。常に眠たいじゃねぇか。言い訳に過ぎないぞ」

「うぅ、、やなぎのばーかばーかあーほ!」

「好きに言ってろ。ほらやるぞー」

「まぁ、調べたいものあったしいっかな、やろーっと、、」

(夏葉さんって男の人?なのかな〜…調べなきゃわかんないよな。ハッキングしてまで調べるのは癪に障るけど夏葉さんの事知りたいし、ちょっとだけなら…怒られないよね)


と思いながら作業にとりかかった
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