第1章 意地悪悪魔さま
途端に青ざめる朧の反応に、目を細めて口元を舐めるルシエル。
「お願いルゥ……っ」
「そうだな」
一瞬斜め上を向いてから、再度朧へと向き直ると。
「脚下」
笑顔でそう、死刑宣告をし。
ガクガクと震える朧の両足を掴んで開かせ、自分自身を一気に根元まで突き刺した。
「………ん、っああっ、っ」
挿した途端に飛び散る透明な液体。
朧のなかは先ほどから熱く煮えたぎり、なかを擦る度にぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「口開けろ、朧」
「━━━━━っ」
「逆らうか、朧」
「ルゥ、お願い……っ、それ嫌だ」
「もうだめ、なんだろ?すぐイくからな、朧はいつも」
「イかない、イかないからぁ」
「………」
考えるまでもないのだか、すがるような朧があまりにもかわいすぎて。
敢えて考えるフリを、するルシエル。
「残念だな、朧」
「━━━━っ」
「諦めろ」
「ルゥ……」
「朧」
低く、強い口調で名前を呼ぶ時は苛立ってる時。
いつだって悪魔さまには敵わない。
「………ん、いい子」
おずおずと口を開けば。
落とされた口付けとともに先ほどの甘い甘い液体が口に入ってきて。
飲み込みたくはないが、舌の上においておくだけでも痺れてくるほどの甘さ。
耐えきれずにゴクンと一口、朧は喉を鳴らした。
それを見たルシエルは、目と口元に弧を描き。
朧が感じるもっとも奥深くを、一気にまた突き上げた。
「……っぁ、ぅ、ぁああぁあっ」
チカチカ星が舞うほどの圧迫感。
それに加え、先ほどこれでもかというくらいに射精された腟内の白濁液。
ルシエルに突かれる度にそれらが移動し、さらなる刺激と苦しさを連れてくる。
「ほら、子宮が降りてきてる、わかるか?」
「ルゥ、ルゥお願い……っ、お願いもう……」
「無理だな、今さら」
「……っ」
「それとも姫はお仕置きのがいいか?」