第8章 隠秘慰撫(R18)
はっっ…あっっは…ゃっはっ…ん…
チュッ、ヂュッッ…チュッ、チュッ…
瑠璃の全身に口付けの雨が降り、
音を立てて、所有の痕を残してゆく。
「ゥン…ぁぁ…はっ…ンンッ」
気持ち良さそうな瑠璃の吐息が、
空気を揺らし、捩られる腰が、脚が、
艶かしく政宗を誘う。
「ゃ…ダァ…はっ、まさ…む……ぁん」
胸に、肩に、脚に…口付けの合間に、
視線を上げてみれは、手で口元を塞いだり、
指を喰んだりしながら、這い上がってくる快感をどうにかしようとしている瑠璃の様子が見えた。
(たまんねぇな)
可愛いくも、柔媚な瑠璃が顕になり、政宗の欲望を掻き立てる。
(もっと、乱してやりたいっ)
女を暴き出し、快楽に堕とし、穢してしまいたいと思うのは男の、雄の本能だ。