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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第48章 戦前月喰らうーR18ー




「…あっゃっ、イっ…ぁぁおかしく、な…る…」
瑠璃はもう駄目だとか、何処が気持ち良いとか、既に判らなくなっていて、快楽しか感じ取れない。
その快楽に従って声を溢し続けている。
激しくて気持ちが良い。

3日後、戦に行く事実を頭から追い出してしまう程、堕快に浸る。
お互いだけを感じて交わる。

「瑠璃っ、瑠璃っ…ッ…ハッ…」
政宗は瑠璃の軀を強く抱き締め、瑠璃も縋るように政宗の背中を強く抱く。
荒く吐く息が重なって重くなる。
「ゃぁ…ふ…あぁぁぁーんんーー」
「っ、くっ、ハッ…瑠璃ッ…」
艶然な表情を晒して瑠璃が喜悦の声を響かせ仰反る。
その白い喉を見ながら政宗は歯を食いしばった。

その後何度も肌を掻き抱き合いながら、
体力が尽きるまで求めあった。

「まさむね……」

(大事なこと…言わなくちゃ……)


「なんだ?」
「……私…一緒にいたい…」
「…いるだろ」

(違う…)

「…おいてかないで…」
「……もう…寝ろ…」
はぐらかす様に政宗は蒼い瞳を細めると優しく瑠璃の髪を撫で、腕の中に閉じ込めた。

政宗と話をしなくてはと思うのに、瑠璃も、快楽の疲労と政宗の温もりに絆され、眠気に襲われる。
「まさむね…」
「…俺も寝る。おやすみ、瑠璃」
そう言われて、それ以上言えなくて、瑠璃は目を瞑るしかなかった。

(今は眠れ…話は…)

瑠璃が言いたい事はなんとなくわかっていた。

(明日、するしか、ないな…)

頭のキレる瑠璃から逃れられないのも政宗は解っている。

「また、明日な」

既に眠りに落ちた瑠璃の頬に口付けてから政宗も眼を閉じた。








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