第39章 月がある部屋(R18)
骨をなくしたようにフニャフニャな瑠璃の軀を、政宗は力を込めて抱きしめた。
「…気持ち…いい…
ま……ね…きもち、いいよぉ…」
「…もっとしたいか?」
「ん…シたい…政宗…欲しい…」
息を吐くように小さな声で、答えた瑠璃を蒼い瞳が覗き込んで、笑った。
「…俺も…もっとお前が欲しい」
チュッ、唇を重ねる。
返してこない瑠璃を見ても
可愛いくて仕方がなくて
「俺が口付けんの待ってんのか?」
そんな台詞が出てしまう。
「ほら…んっ…」
チュッ、チュ…
「ん…ん、はっ……」
政宗は瑠璃の張り付いた髪を除け、
撫でながら、あやす様な口付けを続ける。
瑠璃は息を整えながらウットリと政宗のくれる口付けを受ける。
ンッ…ちゅっ、クチュ、チュッ……チュ…