第39章 月がある部屋(R18)
「まさ……あっ、ィちゃうぅ…
…イッちゃうぅーーンンッ!」
下半身からの快感を脳天に逃すように、
フルフルと頭を振って、
濁恍の瞳が宙を彷徨う。
もう、何度懇願し、
何度 達し果てただろう。
瑠璃の抵抗は欲望だ。
「ダメッ…そっ、こ…当たって…だ、め…
もっ、とぉ…好いよぉ…政宗ぇ…」
「…く…お前の…ココ…っっ、あ"ぁ…
俺のが、出入りしてっ…クッ、はっ、あっ…はっ」
政宗は触覚より視覚からより興奮を得る。
ハッッ、あっ…はぁぁ…んっぁっ、
やっ、ぁっ…ハッ、クッァッ…はっ…
政宗のオスの荒い息遣いと、
瑠璃のメスの淫艶な喘ぎ声が重なる。
仄暗い灯り、闇に揺めき、
攀じられる軀が妖麗淫穢を増幅し
夜を乱す。
※攀じる…よじる。
※妖麗淫穢…ようれいいんわい/あやしくあでやかで、みだらに汚れる。