第32章 ぷでぃんぐ…てなんですか?-R18-(息抜き劇場)
(銀の匙……コレを見ると…)
官能の一瞬を思い出して思考が乱され、軀が疼く。
三成は煩悩を振り払う様に頭をプルプルと振った。
(でも、コレを下さったって事は…)
「政宗様、ありがとうございます!」
三成は懐に匙を仕舞いながら、政宗の後を追った。
プディングとは
弾力があるのに柔らかく、繊細な女性のようで、気持ちが蕩けるような、甘美な食べ物である。
と三成は書き留めた。
「政宗様、プディング、また食べたいですね」
「そーだな〜。美味かったし、また作ってやるよ」
「私もお手伝い致します!」
「下心見え見えの奴に、次は無いな」
「え!では、隠しておきますからっ」
「瑠璃は呼ばないぞ」
「え!では私の手伝う意味が…」
はっはははは
そんな会話をしながら朝の申し渡しに向かった2人だった。
ー了ー