第32章 ぷでぃんぐ…てなんですか?-R18-(息抜き劇場)
「……うーん…」
三成が書物を片手に首を捻っていた。
目の前には大きなお椀と箸。
「うーん…一体、どんな食べ物でしょう……
美弥様に聞けばわかるでしょうか…?」
ブツブツと書物に話しかけている。
「…んー……ん?、三成?」
台所の前を通り過ぎようとした政宗が急停止した。
寝癖がピョンと立ってる薄紫色の髪、
着物の色、
「三成様ですね」
「アイツ、こんな処で何してんだ?」
「料理をしそうにはない方ですしね…」
瑠璃は三成が料理をして、
得体の知れない、ドロドロしたスライムみたいなものを作って、『わぁ、変なものが出来ました!』
『見た目は…悪いですが…モグ…味は…モグモグ…食べれなくはありませんね…モグ…』
とか、言うのを想像した。
「おい、三成!何してんだ?」
政宗が声をかけた。
「あ、政宗様!と、瑠璃様。どうかなさいましたか?」
ニッコリと笑う三成。
「どうかなさいましたか?はコッチの台詞だって。
お前が台所にいるなんて、何でだ」
「それがーー……」