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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第28章 狐の残謀と逃げる兎




「姫様はあちらへ。
板塀を何枚か外してあります」
光秀の間者が方向を示している最中、
「探せ!探せ!」
「殺してもいいそうだ」
「誰も出すな!」
兵士達がバタバタと入ってき始めた。
狭い敷地内、すぐに見つかるのは明らかだ。

「瑠璃!行け‼︎」

「はいっ」
政宗の掛け声と同時に瑠璃は駆け出した。
政宗は短刀、信長様は無帯刀だった。
朝廷に、出向く時は刀は持ち込んではならないことになっていたからだ。
駆け出す瑠璃に信長の手が伸び、
頭上を掠めて過ぎた。




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