第24章 夜話合い事(R18)
まだ思考に余裕のある俺は、ふと思った。
瑠璃は俺なんかを攻めて楽しいのか、
女も男と同じように思うのか。
「なぁ…瑠璃…どんな…気持ちっ…ぁ、はっ…」
問いかけに、瑠璃が濡れた銀鼠色の瞳を俺に向ける。
「?」
(どんな?どんなって……)
柘榴色の唇が開いてゆく、ただそれだけなのに、艶めかしく淫らに見える。
けれど、艶然とした唇とは対称的に、
恥ずかしげに乙女の表情を見せる。
「政宗を気持ちよく、してあげたくて…
政宗が良さそうなら、嬉しいし……その…」
口籠ってる瑠璃は意地悪言いたくなるくらい、可愛い。
「この際だろ…言えよ…」
(お前の全てを暴くのは俺だけだ)