第4章 政宗と姫の或る日 其の参(R18)
(どうかしたら、中見えるだろ?)
赤く短いスカートの裾は太腿の真ん中辺りだ。
ブラウスは夏でも着れそうに薄い生地。
(日に透けたら、中見えるだろ?ボタンだっけ?それの間もすぐ開きそうじゃん)
政宗は眉を寄せて渋い顔をする。
そんな政宗を見て瑠璃は首を傾げた。
「政宗、頭でも痛いの?」
そんな表情なのだ。
「ああ、頭痛ぇな」
「大丈夫ですか?」
少女瑠璃が眉を下げて心配する。
「頭が痛いのはお前のその…洋服?のせいだ。
そんな脚の見えた着物で日常どうやって暮らすんだよ」
政宗が首を捻る。
それについては瑠璃が500年後の生活様式の変化を政宗に説明した。