第15章 些細な出来事と重想

ヂュッ…チュッ。ヂュッゥゥ…ぢゅ
敏感に主張し始めた瑠璃の胸の頂を、
舐めて吸って、キュッと甘噛みする。
「ひゃぁぁぁん、…さむ…ぇ…ダッメぇ…」
腰を捩って逃げようとする。
その度、足に絡まる湯がパシャパシャと波立つ。

「本当に、ダメなら…俺の手解けるだろ。
クックッ…お前の手を掴んでるのは…利き手じゃないんだぜ」
胸の頂への愛撫を続けながらそう言って、
左手に力を入れて揶揄う。
「ぃ…じわるぅ…はぁっ、利き手と…ふぁ…
さして、変わらない…くせ…にぃ〜ぁぁ…」

瑠璃は感じながらも、必死に手と腕を動かして、なんとか政宗の手を外そうともがく瑠璃。


もどかしそうに眉をハの字に寄せているのが、ひどく、可愛い。

（可愛いくせに…）

手を解こうとする度、
上半身も揺れて艶めかしく誘われてるみたいだ。