• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第15章 些細な出来事と重想




政宗は襖を開けられずにいた。

「これで、いいんですか?」
「そう、優しく、シてよ…」
「…はい…」
どうにも不安そうな瑠璃の声。
「そんなに、力入れちゃ駄目。
この辺りを優しく握って」
「済みません…これくらい?です、か…?」

「…うん…良いよ…そう、もっと……
…片手も添えて」
「はい…」

(何だ、この会話…)

政宗は家康に用事があって来たが、
瑠璃も一緒に居る様だ。
中から聞こえて来る会話は、まるで…

(家康の処へ行くってもの聞いてないし、
コソコソ、そんな事ヤッてんのか?💢)


「もういいよ瑠璃、入れるよ」
「…え…そんなのを?…ヤダ…大きい…」
「コレ入れないと、意味ないんだから。
少しずつ入れるよ」
「……はい…」
観念したような瑠璃の声が同意する。





/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp