第13章 政宗愛抱ス(R18)
「どうして欲しい?」
「…キス、して…抱き締めて」
「それだけか?」
「…身体中……私の…奥、まで…
いっぱいにして、欲しい…デス…」
恥ずかしげに、でも、恣縦(ししょう)に願望を口にする。
その願い、喜んで叶えてやる。
だから、
「しっかり、俺に従えよ」
俺の快楽にまみれて、
俺の中に鳴き堕ちて来いーー…
瑠璃の言葉に
瑠璃と自分の欲望に従順に。
政宗は、褥に寝かせた瑠璃の着物の合わせを手際良く開いた。
「お前の肌、真っ白じゃねーか」
瑠璃が色白なのは今に知った事じゃない。
政宗が言いたかったのは
「俺の赤い印、消えた事なんて、なかったのに…」
ずっと抱いていない、と言う恨み言。
熱を帯びた蒼い瞳でギラリと瑠璃を睨めつける。
※…恣縦…ほしいままの欲望。