• テキストサイズ

私が死のうと思ったのは【ヒロアカ夢】

第1章 リフレクション




『これで…ハァ…30P…』



肩で息をしながら歪む視界の中、次のターゲットを探す。


悲鳴をあげながら逃げるもの、それでもなんとか立ち向かうもの、余裕で次々に仮想ヴィランを無双していくもの。



ここは雄英での入試実技試験。



いつも以上に気合いを入れて少々酷使してしまった個性の副作用で、吐き気と眠気が私を襲う。


(これじゃ足りない…まだたりない)


ふらつく体を奮い立たせれば、何とかまた一歩踏み出す。


(こんなんじゃ同じだ…逃げてちゃまたあの繰り返し。雄英に、雄英に入らないと私はー)


まだ倒されていない仮想ヴィランを視界の端に捉える。


(英雄に入ってヒーローになって…!)


そして私はヴィランへと意識を集中させ、




”飛ぶ”。



/ 155ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp