第1章 誕生日プレゼントは…
旭が私を大事にしてくれているのは分かってる
キスも手を繋ぐのも私からで何回も確認したあと顔を真っ赤にしながらしたのを覚えてる
初めてだったから…嬉しかったし恥ずかしかったけど
旭からしてくれることはない
なんか私ばっか好きみたいじゃん…
体育館を後にするとスマホが鳴る
東京の母からだった
「もしもし?お母さん?」
『あぁ、雛子?元気にしてるみたいね』
「んーまあね…一応?」
『ふふん?旭君とは仲良くしてるの?』
「あ…それでさ、今日ね…旭をうちに呼ぼうと思って」
『あらそう?ふーん…初めては痛いわよ?』
電話口の母が抑えるように笑っていた
「な、なぁ?!」
『あら?違うの?(クスクス)』
「そ、そ、そう…だけど…」
『雛子が女になるのはお母さんとしてはちょっと複雑だけどね。でも、ちゃんと言ってくれる所はお母さん安心してるの。旭君ならいいと思うわよ?』
「そうだよ…!だって…旭にあげたいってずっと思ってたから」
『あ、それならお母さんがあげた試作品使ってくれる?感想もくれると次の商品開発に役立つわ(クスクス)』
「お母さんの製品…あ!」
私の母は女性用のナイトグッズの制作をしてる会社で
新しいコンドームの試作品を渡された時はちょっと焦ったけど
1度旭を会わせた時に彼なら娘を上げても良いなんて大口言うもんだから
余計意識してしまう
「う…わかったよ…でも初めて使うから上手く言えないかもよ…?」
『そこは大丈夫よ、むしろ旭君が初めてならそんな余裕もないだろうし。あくまでも何かあったら、でいいのよー』
そんな内容を言い合い電話を切る
改めて意識をしてしまった…
今日…もしかしたら旭と…