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【HQ】初恋は東に進め【R18】

第4章 妬きすぎた好き



アヤからのメッセージは

『ヒナ、今いい?菅原先輩が今度練習見に来てもいいよって!!次ヒナが差し入れするとき一緒に行ってもいい?』

嬉しそうに普段使わないびっくりマークなんかも多くて自然と頬が緩む
あのころに比べてアヤの表情がだいぶ豊かになった気がする
吹っ切れたのもあるだろうが、菅原先輩と出会ったもの大きい気がする
率先してバレーの本とか読みだしたり
可愛いところがある

「なぁ、ヒナ。最近俺に何か隠してないか…?」

突然堰を切ったような、切羽詰まったような表情で旭に問われた
やましいことはない。だが
確かに隠してることはある
うちの事、アヤの事。でもこれは
…旭に心配させないため?話したって旭は私と一緒に考えて
きっと悩んでくれる
でも言えないのは
多分私のエゴだ

「なぁ、なんで俺には何も言ってくれないんだ?」

違う、何も言ってないんじゃない
言いたくないわけじゃない
でも、言葉が見つからない
明らかにそらした視線は動揺してるからなのか
逃げたいからなのか

不毛な言い合いだ
詰め寄られ言い訳も出ない
旭の辛そうな顔が目に焼き付く
私が言いたいのはそうじゃない

「本当は俺じゃなくて菅原がよかったのか…?」

思考が止まった。

気が付くとソファに連れていかれ
旭の力で初めて組み敷かれる
抵抗する余裕も思考回路も何もない
でもなぜか
本当はちゃんと抵抗するべきなは分かる
でも
余裕がないのは旭も同じ
無理にでも刻み込もうとしてる手つきも
舌の動きも
私を求めて、貪られてるのが
今までにない強い快感になる

旭の手で出したことのない声も出てしまう
情けなく響く私の声と肌を打ち付ける音
そして一番奥に届いた瞬間
全身が震え上がるほど何かが襲い
目の前がチカチカと明滅したかと思うと滴り落ちるほどの汗が額を伝って落ちた
初めて旭としてから何度か重ねてきたが
これが達したのだと頭で理解するまで少し時間がかかった

旭がごめんと小さくつぶやき、家を出ていく後ろ姿が見えた

自分でもいけないことだと思うが
初めていったことの衝撃と
充実感にしばらく動けないでいた

「ごめんなのは私のほうだよ…旭」

届かない言葉がむなしく部屋の中に落ちていった
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