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あなただけを…

第6章 ➖再開…?➖


「騒々しいですよ!何があったん……!?
 て、貴方は…」

新たに登場した人物と目が合い
彼の名を口にする

『あぁ…クロウリーか…』

見た事のある仮面の男…
この学園の校長…

「あぁ…クロウリー…
 じゃ、ありませんよ!
 貴方って人は!」

私の腕を掴み立ち上がらせる…
それだけかと思えば
有無を言わさず連れてかれる…

『何よ…腕を離して!私はこの子に…
 この墨吐き坊やに用があ……』

視線だけを彼の居た方向へ向ける…
私の言葉に唖然とした彼が見えた気がした…



=学園長室=


そう書かれた部屋へと連れ込まれ…
ソファーへと強引に座らせられる…

『いたっ…』

微かな痛みを感じた背部と臀部…
臀部を手で摩りながら
言葉を続ける…

『ねぇ!もうちょっと優しくしてよ!乱暴よ』

と、少し怒った様に睨みつけてみる…

「あぁ…これは、失礼。
 なにせ君がまた目の前に居たものですから」

悪びれた様子も無く…
貴方が悪いんですよ?
なんて態度で言い放たれた…

(確かに部外者だけど…
 今回は前回とは訳が違う…
 遊びに来た訳では無い…)

「で、また遊びにでも来てしまったんですか?
 それとも…何か目的でも?」

『あぁ…それは……』

学園に来た理由や夢の内容を彼に話す…


「そうですか…俄には信じがたいですが…
 んー…あ、貴方魔法は使えましたよね?
 妙案を思いつきましたよ!
 私…優しいんで!」

と、彼はお決まりの台詞を口にし
妙案について語り始めたクロウリー
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