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あなただけを…

第46章 ➖再・お大事に…➖


=ハーツラビュル寮・キッチン=

『キッチン可愛い!…て、もう冷えますね…』

「サラは寒さに弱いからのお…。
 火を扱う場所じゃ、誰もおらぬと涼しいのは
 道理よ」

『ん〜…せうね。寒いのはイヤだなぁ…。
 あ、そんな場合じゃなかったわね。
 早速スープを作りましょうかね』

「冷蔵庫はそこで、調味料なんかはここだよ」

『はい!ありがとうございます…。』

皆で手洗いをしエプロンを着け
一ヵ所に集まる

『じゃぁ…始めましょうか。
 先ずは…鍋、まな板、包丁、ボール、
 ピーラかな…準備をお願いします」

「あい、わかった/わかったよ」

2人に用意してもらってる間
角バットを持ち
先程教えられた冷蔵庫へ向かい
中を物色する…

(ん〜…トマト、人参、ジャガイモ、
 生姜…キャベツ…これくらいでいいかな)

各1ずつ持ち2人の元へ戻る
先程お願いしたものも揃っていた

『ありがとうございました。それでは…
 これらを使って、具沢山で栄養満点
 風邪に効くスープを作りますかね?』

「僕たちはなにを…」

『それでは材料を洗って頂いて……』

私がメインとなって作業をこなす
食材を切ったり、指示を出すなどしていた

『トマトに十字で切り込みを入れて…
 ヘタの方は…こうくり抜いて…フォークで
 指して…コレを直火で万遍なく当てて、
 水の張ったボールで皮を剥いて下さい』

「わかったよ…やってみる」

『リリアちゃんは…ピーラで人参の皮剥きね』

「あい、わかった」

こんな具合で役割分担をしてスープ作りを行い
3人でスープを完成させた

『今回は包丁を使い食材を切りましたが…
 苦手なら手で千切ったり…
 フードプロセッサを使って細かくして…
 後は、よく煮込んで下さい。
 生姜はすりおろしたり…
 トマトは先程のようにすれば…大丈夫です』

「わかった…味はどうしたら…」

『味については…味見を最初と最後にして…
 薄味で煮込んで野菜の旨味と煮詰まり具合で
 最終的に仕上げしてください。
 そうすれば、適量でもわかりやすいかと…』

「そうなのか…。
 味付けはそうすればよかったんだね。
 それにしても君達の関係は?」
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