第1章 1話ぁ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ぬらりひょんside
伊和には『恋』と言われてしまったが、このわしが恋?
あのお嬢に?
確かにお嬢を見ると心…?いや胸…?が痛くなってしまう……
だが、このわしが恋……?
有り得ん……
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ダダダッと走る音を立てて居間にやって来たのは、今ぬらりが気になっているあのお嬢だった。
お嬢は元気よく『おはようございます!!』とだけいうと席にスっと座った。
妖怪達はお嬢に挨拶をしたが、1人だけしなかった。
勿論あの沼田飛世だ。
ぬらりが顔を真っ赤にしながら、新聞を読んでいるのを他の妖怪達が見たそうな。 見なかったそうな。