第7章 目覚めよ、汝
「だったら……」
やわやわと胸に触れていた手が、腰に回されて。
「━━━━━ッッぅ、っぁあ、ぁ、ぁあぁぁ……っ」
そのまま一気に蓮はあたしを奥まで貫いた。
しなるように体が震えて。
背中でぐるぐる巻きにされていた制服が緩むと。
無意識に右手が口許へと、伸びる。
勢い良く突かれる度にビクン、て流れる電流に耐えるために、人差し指に歯を立てた。
「………ふ、…っぅ、く」
この体勢。
いつもと違う場所を刺激するし。
奥深くまで挿さる、から。
くらくらする。
チカチカ星が舞う。
「意外とこーゆーの好き?おねーさん」
からかうように、嘲るように。
聞こえる蓮の声。
揺れる度に机からガタガタ音がして。
足が、震える。
立ってるための余力がなくなる。
「………っふぁ…っ、ぁ、ぁあ」
「イきそう?いいよ、何回でも。俺が射精すまでは、付き合ってもらうけど」
途切れ途切れに聞こえる息遣い。
たぶんもう、蓮もきっと余裕ないんだ。
「………勝手に決めつけないでくれる」
「ぇ」
ぐい、って。
両肘が引っ張られて。
さらに蓮が奥へと、沈む。
「や……っ!?待ってこれ、むり……っ」
腕が両方とも捕まって。
しなるように導かれたままで。
これ、深すぎて……っ
「だって真白逃げるし」
「……げ、な…っ、にげな、からぁ…っ」
かぷり、って。
蓮の唇が肩を食む。
密着した背中が、熱い。
なかが、苦し………っ。
「口閉じれないの?真白やらし」
後ろから、蓮の舌が飲みきれなかった唾液を舐める。
そのまま視線を蓮へと向ければ。
あと、数ミリ。
蓮の唇まで、届く距離だ。
「………」
だめだ。
こんなの。
無理。
だってこんなに蓮を欲しがってる。
求めてる。
顔を反らすなんて、無理だ。
「………ん…っ」
自分から乞うように唇を蓮へと寄せれば。
躊躇、したあと。
蓮はすぐに唇へと噛み付くようにキスをした。