第5章 二人で
「これで大丈夫だよ」
「なんていったの?」
「リタイアしますって伝えてきたから」
「リタイア‥‥」
ハッピーは里奈の手を握った
「ナツを見つけたらさ‥一緒に赤い月みて幸せになろ?」
「そうだね!ナツを探しに行こう!」
「あいさー!!」
今まで来たところをもう一度行ってみることにした
「もし悪いやつらにナツ捕まってたらどうする?」
「魔力が封印されるものをつけられたりとか乗り物に乗らされてないとか水の中とかじゃない限りナツならあばれて炎で黒焦げにすると思う」
「確かに‥ナツすぐ黒焦げにしちゃうもんね」
里奈とハッピーは笑った
しばらく歩くとナツのマフラーが落ちていた