第5章 二人で
「おい!お前ら離せ!!」
「お前うるさい‥」
「お前いないと赤い月見られない」
「さっき生贄とか言ってたなお前ら」
ナツは一度落ち着いた
「お前炎の魔道士‥水の魔道士がいれば青い月も見られる」
「この地域には水の魔道士はレアだ。炎の魔道士は少ないがいる」
「水の魔道士を見つけたら生贄か?」
ナツがきくと頷いた
「水の魔道士はここ数十年みていない‥‥もしいたら捕まえる」
(里奈とハッピー‥大丈夫かな‥‥)
「お前一人できたのか?仲間いるのか?」
「お前ら‥魔道士から魔力を奪う事がどういうことかわかってるのか?」
「そんなことはどうでもいい」
ナツはこみあげる怒りを抑えた