第62章 衝突1
貴方side
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数時間後
バスは烏野高校に付き、各自解散という形に
私も帰ろうとしたが、飛雄が送ると聞かない為一緒に帰る約束していた
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体育館
貴「……あれ、今から自習練?」
影山「すみません、少しだけ待っててもらえないっすか」
日向「あ、怜花さん!良ければトス上げてもらえないっすか!?」
貴「え、あ、うん。良いよ」
2人で速攻練習かな?
谷地「……あれ、姉御?あ、日向達も居る……帰らないんですかね?」
貴「練習するみたい」
明りが付いてたが気になったのか、ひょっこり覗く仁花
★★
数分後
貴「行くよ」
日向「お願いシャス!!」
飛雄に向ってボールを投げる、飛雄は日向にいつも通りの速攻のパスを上げる
けど、いつも出来てた速攻は一回もコート側に入らない
日向を見ると、目を開けながら打ってる
日向なりに速攻を変えようとしているのが分かる
けど、そんな日向の変化に飛雄はイライラしていた
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日向「っはぁ、はぁ」
貴「…」
影山「……っこの出来ねぇ攻撃を繰り返すより、今までの攻撃とかサーブとかブロックとか、他にやる事山程あんだろーが!!」
ついにイライラしていた飛雄が、キレながら日向に怒鳴る
日向「…っでも俺は…!この速攻が通用しなきゃ、コートに居る意味がなくなる!!」
影山「だからっ、この速攻にお前の意思は必要ないって言ったんだ!!俺がブロックに捕まらないトスを上げてやる!!」
日向「それじゃあっ、俺はっ上手くなれないままだっ!!」
日向がここまで言うのは初めてて、正直私もビックリしている
本当に変わろうとしているんだ
影山「………春高の一次予選は来月だ、すぐそこだ。そん時必要なのは!完成された速攻と、全く使えない速攻どっちだよ!ああ!?」怒
谷地「……っ、け、喧嘩はダメだよ…」泣
貴「…飛雄…」
既に泣きそうな仁花は、私にしがみついてる