第2章 second

　彼女の上で、自身の体重を支えるのに使っていたカカシの大きな左手が、緩やかなカーブを描く脇腹を撫でた。
　体がしなるようにビクリと大きく反応し、甘い吐息が再び溢れ出す。



　唇から首へ、そして胸。
その頂を通過して、今度はもう一方の突起へカカシの唇はゆっくりと移動する。
『んん……っあ……』
　快感がゾクゾクと駆け抜けて、ようやくその唇が下腹部へ到達したときには、待ちきれない欲望に膝がゆらゆらと動き出していた。



　下着の上に指を乗せると、蕩け出した蜜がふいにそれを湿らせる。
「こんなに感じてくれてたんだ。…のここ、やらしいことになってるよ」
『あ、…っあ、そんなことっ…』
　カカシはフッと微笑みながら、窪みに指を優しく沿わせ、上下にゆるゆると擦りつけた。
「そんなこと何？ほら……また濡れてきた」



　更にじんわりと溶けだす蜜を下着越しに楽し気に堪能した彼は今度はクルクルとその上の花芽を弄り始める。
『……やんっ…！』
　布地越しに不意に感じやすいところに触れられ、が思わず高い声を出して身じろいだ。
「可愛い、」