第8章 クローバーの塔と仕事と魔法薬屋
グレイはその飛ばしたページの事は知っているみたいで…
内緒にしていてくれないか…と小声で話しかけてきた…
という事は…絶対見せてはアカンやつだ…
また仕事サボって逃げられても困るしな…と考えていると…
「おい…グレイとスノウの思考がちっとも読めないんだが…」
あ~ダメもとで一時的に心を閉ざす方法を試してみたけど…上手くいったみたい?
「上手くいったみたいって…そんな事を試すんじゃない!誰から教わったんだ!」
誰って‥貴方の部下ですけど…
この間教えてもらっていたんだよね…
グレイの方を見ると…バツの悪そうな顔をしている…
「グレイ…私を差し置いて…スノウと…」
ナイトメアとグレイは何やら話し込んでしまった…
暇なので本に視線を戻す…
ちょっと何か作ってみようかな…?
初心者(?)出も出来そうなもの…
パラパラとめくっていると…
「どうぶつスープ…?」
何か可愛らしいイラストと作り方が書かれている…
なんでも…自分の特徴にあった動物になれるらしい…
私だったら…兎なのかな?
ちらっとナイトメア達を見るとまだ話していた…
よし…
作りに鍋に向かった…
何故だか…材料がどこにあるのかを把握している
まるで…作り方を始めから知っていたかの様に…