第8章 クローバーの塔と仕事と魔法薬屋
えっと話がついていけないんですけれど…
もしかして…
ユキは魔法薬屋を営んでいた…とか?
まさか…ね…
多分人違いだと思うから…
「人違いでは無いぞスノウ…」
「ナイトメア様…」
グレイとナイトメアが魔法薬屋に入ってくる…
えーっとどういうことか説明してください…
ってか仕事どうした…
「それなら終わらせてきた!」
あら…珍しい…
でも、グレイがため息ついているんですけど?
「そっそれよりも、君は知りたいんだろう?このお店の事…」
話し逸らそうとしてるよ…この人…
まあいいや…
「色々とつっこむ事はあるんだけど…おかえりなさいってどういう事?」
「それは…ユキのお店だったからだ…」
そう言われてみれば自室にあるのと同じ鍋がある…
それにこの懐かしさ…
「君のお店なんだよ…スノウ」
「私の…」
そうだったんだ…
「ユキさんが居なくなってからは私達二人で新しい魔女が現れるまで待っていたんです!」
「帰って来てくれて嬉しいです!」
あの…そんなに期待を込められたような目で見ないでほしい…
私は…魔法薬の造り方なんて分からないよ…?
どうしよう…