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不思議な迷宮に落ちていく

第2章 この国の住民とアリス


私は確かに遊園地に向かっていたはずだ…
その…ハズなのに何故か怪音波が聞こえる…
多分弦楽器か何かを適当に弾いたような音、もしくはガラスか何かを爪立てて弾いた音がするんですけれど…
一応、アリスから耳栓を貰ったけど…
もしかして、遊園地のBGM?
何処のホラーゲームだよ…こんな曲…
毎日聞いてたら耳がもげそう…
とりあえず、遊園地に入ってみるか…
チケット売り場に向かう…
「あの~」
「どうなさいました?」
あら、元気のいいお兄さんだな…
「ここって本当に遊園地ですか?さっきから音が…」
「あ~これはですね!!」
「オーナーが弾いてるんですよ!!」
あっ元気そうなお姉さんが出て来た…
ってか、オーナーが弾いてるって…そんなにお客を減らしたいのかな…
「そのオーナー(?)さんに会ってみたいのですけれど…アリスさんからもゴーランドって人に会いに行ってみるよう言われたので…」
ゴーランドっていう人ってどんな人だろう…
「オーナーを探していたんですね!!」
「それでしたら、ご案内します!」
えっ?ゴーランドさんってオーナーだったの!?
ってかこの元気のいいお兄さんたち…
私をズルズルと引っ張っていくんですけれど…
それにまだ入園料払ってないし…
「あの~入園料…」
「オーナーのお客様でしたら大丈夫ですよ!!」
「そうですそうです!入園料取ったら俺達が怒られます!!」
あっそう…じゃあいいや……
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