第1章 理想のペアとさつきたち
理想のペアが会話をしていると、アオーンと番犬の鳴き声が聞こえ、2人はびくっとなります。
「そういえば、今って何時だっけ……?」
「あそこに時計がありますねぇ。ええ、今、午前0時近くですよぉ」
「やばっ! それで合宿所の番犬が騒いでいるのか! このまま、ここにいると警備の人、来ちゃうな! 宿舎部屋戻って早く寝ないと明日寝坊する!」
「丸井くん、明日はサーキットトレーニング休みですよぉ」
「あ、忘れてた」
こうして、丸井と木手は宿舎部屋のルームメイトを起こさぬよう、こっそりと戻りました。そして、その日の晩、理想のペアは別の世界から来たさつきたちとの闇目退治の出来事でなかなか寝付けず、翌日は昼食の時間まで寝坊してしまったのでした。
~終わり~