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黒執事 短編
第7章 恋 十セバスチャン十微裏
ブシュッ…
私のナイフは彼に刺さることはなく、
かわりに彼の手が、私のお腹に貫通した。
『ぅ……ぁ……』
痛い
痛い
なんでこんなことになってしまったんだろ
もうわかんないや
意識が朦朧とする中で、
少年はこう言った。
「さっさとこっちも片付けろ。セバスチャン。」
「御意、御主人様。」
“彼”が応える。
あぁ…
貴方はセバスチャンと言うのね
最後に、
貴方の名前を知れて良かった…
やっぱり貴方は私の大好きな人
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