第7章 恋 十セバスチャン十微裏
『……そんな』
私は絶望に満ちた目で、
“彼”とその“少年”を見た。
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「噂によると、
女王の番犬、ファントム・ハイヴ伯爵ってのは、どうやらまだ小さな男の子らしいよー。」
『えー男の子〜⁇
そんな子供に、捕まえることなんて出来るのかしらねw?』
「知らなーい、噂だもの〜。
でも、ま、うちのお店の
“自慢のお酒”になんて
お子様な伯爵は気がつかないでしょー笑」
『そうねw気づくはずないわよねwww
第一うちは警察対策として、
麻薬が含まれているお酒の販売の証拠は
徹底的に隠しているんだもの。』
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