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黒執事 短編
第7章 恋 十セバスチャン十微裏
その帰りのことだった。
『お疲れ様でしたー』
仕事帰りはいつも3〜4時。
深夜営業の仕事なんて、そんなものだ。
冬なので
まだ日は昇る気配もなく辺りは真っ暗。
『寒ー…』
白い息を吐きながら暗くて狭い夜道を歩く。
その時、急に誰かに手首を掴まれた。
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