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黒執事 短編

第6章 媚薬 十シエル、セバス十裏




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目がさめると、そこは豪華な部屋だった。

白い清潔なベッドの中から起き上がった私は、
今までの記憶をたどり
何が起きたのかを理解しようとした。


そうか、私はあのあと気を失ったのか……




「目が覚めたのか。」


振り返るとそこには伯爵とあの執事がいた。



『なに....
今度はどんな拷問をするの?』



昨晩の出来事を思い出しながらたずねる


しかし、伯爵は驚くべき発言をした。


「もう拷問はしない。」




『..え?』






「簡潔に言う。お前、僕の屋敷で働かないか?」



『えええ??』




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