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黒執事 短編
第12章 陶酔 十葬儀屋十裏
考えてみれば、
謎だらけだったね
彼の玩具になる" 物 "なんて
私でなくても
この国にごまんといる貧困街の住民でも、誰でも良かったのでないか。なんて
ちょっと冷静に考えてれば
不思議に思えてくることでしょ?
信じていたかったのかな
彼は"私"であったから拾ってくれたって。
運命の出会いって
きっとこういうことなんだよね?
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