第12章 陶酔 十葬儀屋十裏
彼の"所有物"
「…ほら。もっと足を開いてごらん…」
「…くっ」
「はここが一番弱いねぇ」
葬儀屋、と名のるこの男は 、
案外、"物"を大切に扱ってくれた
彼と普通に他愛もない話をしたり
時に、彼の仕事や研究を
見せてくれたり
(死体を扱う姿は少し怖かった)
夜、私を求めてくれたり…
こうやって彼の長い指が
私の中で動き回る感覚
彼に胸を優しく撫でられ揉まれ愛撫される快感
彼の鋭い綺麗な瞳と目を合わせると
私を、見透しているようでゾクゾクする
彼にただひたすら溺れる毎日
私って、結構Mなのかな
私は案外こういうのが向いているのかもしれない。
「あぁあ〜〜
こんなに濡らしちゃって
いけない子だねぇ。」
おかしくなりそう
右か左かもわかんないくらい
溺れてく