第19章 教室で / ※甘裏
『…んゃ、っ…あぁっ』
「…っ、」
勝己くんの息も荒くなっていた。
その吐息が耳に当たって、更に感じてしまう。
そして左手は、下に降りてくる。
そこは既に濡れていて、思わず顔が赤くなる。
「…相変わらず、すぐ濡れんな」
『…だって、気持ち、いからっ///』
「…そうかよ」
声のトーンで、勝己くんが照れてるのがわかった。
すると急に手が止まった。
「……いれんぞ、」
『えっ…』
いつもなら、もっとしつこいくらい愛撫するのに余裕がないみたい、何があったのか気になるけど。
勝己くんは、スカートをめくって、下着をずらしてあてがった。
「…これ、くわえてろ、」
渡されたのは、普通のハンカチ。
口に当てると勝己くんの両手が私の腰に移動して、一気に貫かれた。
『……っ…んん…ぁっ!!!?///』
いきなりすぎて軽くイってしまう。
「…っ、くっ、…きつっ」
苦しそうな勝己くんの声。
私はこの声が好きだったりする。
全部入ったのか、少し入れた余韻にひたる。
「…動くぞ、リルル」
ここで名前呼ばれるなんて思わなくて、きゅっと締まるのがわかった。
「…フン、…っはっ」
『…っあ、ぁっ、んんっ//、ん、んっ//…』
ゆっくりの律動から、だんだん早くなっていく。
『…んんっ、ふぁっ、はぁ…//』
「…声、…聞かせろ…」
そう言われて、ハンカチを抜かれる。
『なん、で、急にっ…んぁあっ、あっ、あんっ//』
「…もう、イく、だろっ…っ…」
なんで勝己くんは、いつもわかるの、って思いながら、その通りでもう絶頂が近くなる。
『んっ、あん、あっ//あっ、気持ちい、イっくっ…』
「…っく…出る…」
そう言うと、二人同時に果てた。
*
身なりを整えると、大丈夫、か?って心配してくれる。
『ねぇ今日、どうしたの? 何かあったの?』
「…なんも、ねーよ、…帰るぞ」
って言ってさっさっと教室から出る勝己くん。
ー いや、気になるんですけど!!!
END