第19章 教室で / ※甘裏
放課後、帰る支度をしていると、勝己くんに、来いって言われた。
いつも、帰るぞって言うのに。
とりあえず機嫌を損ねないように、荷物を持って勝己くんについていく。
その間、喋ることもなく、すたすたと歩いていく。
着いたのは、使われていない空き教室だった。
『こんなところでどうしたの?』
「わりぃ、先に謝っとくわ」
『えっ、勝己くんが謝るなんてっ』
「あ"ぁ? 俺だってちゃんと謝るわ!」
中に入った瞬間、ぐいっと腕を引かれた。
『ちょっ…ま、さかっ//…んんっ』
唇に感触があって、キスされてるんだと感じた。
『んっ、…ふぁ、…』
「はっ、もっと、舌、出せや」
勝己くんの言われるがまま、舌を出して絡み合う。
一度唇を離すと、銀の糸が伸びる。
「っは、エッロ」
そう言って、また貪るようにキスを始めた。
さっきと違うのは、手の動きがあること。
服の上から胸を弄られる。
しわができるくらい乱暴に。
『んん、…っ』
苦しくなって、勝己くんの服を掴むと唇を離してくれる。
『…はぁ、はぁっ…///』
「…後ろ、向け」
後ろを向いて壁に寄りかかると勝己くんは、服をめくって胸を触り始める。
『…んっ、んぁっ///』
「…声、抑えろ…っ」
勝己くんの右手が胸を触って、左手が身体中をまさぐる。
勝己くんは、よく後ろからする、顔を見られるのが嫌いなのか、触りやすいのかわからないけど。
私も顔見られなくて済むから、集中できる。
『…はぁ、んっ、…んぁっ』
勝己くんの右手が胸の突起をいじり始めた。