第36章 初めてはまさかの野外⁉︎ /裏
目が覚めると、見知らぬ部屋にいた。
「…目、覚めたんか…」
声のする方を見ると、爆豪くんが柱に寄り掛かるようにして立っていた。
『…ここ、は…?』
「俺の部屋」
『…えっ?』
起き上がろうとしたら、身体中痛くて、そのままベッドに倒れた。
「動けねぇ、だろうから今日1日そこにいろ…」
『…爆豪くんは、もう大丈夫、なの?』
「だからここにいんだろ」
そう言うとどこかに行ってしまった。
あの後どうなったのか、全く覚えてなかった。
夢だったのかって思うくらい。
「なんか、欲しーもんあるかよ…」
そう言ってサイドテーブルにお水を置く爆豪くん。
『…大丈夫、ありがとっ』
「…………昨日は、助かった」
お水を飲もうとしたら、そう発せられた言葉。
私に背を向けてるからどんな顔してるかわからない。
『…それなら良かったっ…でもごめんね、私、なんかで…』
「…てめぇじゃなかったら助けねぇよ…」
『…えっ?それって…』
「…ちゃんと、抱かせろ…」
『…っ///』
数日後、晴れて恋人同士になり初めてはやり直しになりました。