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【更新停止】爆豪勝己Only短編集

第18章 催淫薬 / ※微裏





そろそろ、勝己くんが帰ってくる頃かなぁ、と部屋を出た時のことだった。



「癒月!!」

『切島くん?』

「爆豪が!!」



慌てた様子で切島君が訪ねてきた。










私は、切島くんから事情を聞くと全速力で勝己くんの部屋へと向かった。



『ー悪い、爆豪から癒月には言うな、って言われたけど、見てらんなくて、頼む、助けてほしい!』



勝己くんの大切な友達からの頼みだもん、絶対助ける!

それに私と勝己くんは小さい頃からの幼なじみ。

だから私も助けられるなら勝己くんを助けたい。

いつも助けられてばっかりだったし…











勝己くんの部屋に着いた。



「はぁ、ぐっ、ぁっ、はぁ、…」



かすかだけど、苦しんでる勝己くんの声が聞こえた。



『勝己くん? 大丈夫っ?』

「っ⁉︎…リルルっ!?」

『切島くんから聞いたの!ドア開けてっ』

「…帰れっ!」

『っ!?』



一際、大きい声で拒絶され、ビクッとなる。



「早く、…はぁ、帰れっ!頼むから…うぁっ…」

『勝己くんっ!? 仕方ない…ドア開けちゃうね!』



私は深呼吸すると、思いきり体当たりしてドアを開けた。



『…勝己くんっ!?』



そこにはベッドで半裸になってる勝己くんの姿があった。

息は荒く、涙目になりながら、何かを耐えているようだった。



「てめぇっ、…勝手に入り、やがって…はぁっ」



リルルは勝己くんの症状から、一つ思い当たるのがあった。



『もしかして…催淫薬…?』



敵の個性に、そういう類の敵がいて、市民を助けてかかってしまったらしい。



「はぁ// ちっ…やっぱりか…っ」

『我慢して治まるものじゃないから、出すもの出さないと』

「なら、早く、出て行けっ…」

『でもヴィランの個性だからただ出しただけじゃ…』

「っ…はぁ///ぁ…」
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