第17章 爆心地と濡れ場を演じる / ※微裏
休憩が終わり、スタジオに戻るとやっぱり爆豪さんは既にスタンバイしていた。
「リルルちゃん、準備出来たら手をあげて? カメラ回すから、彼にも伝えてある。」
『わかりました、ありがとうございます』
スタッフさんに言われた後、私はベッドに腰をかけて、上の服とブラを取った状態になると横たわった。
そして集中するため目を閉じて深呼吸する。
「…そのまま目、閉じてろ…」
『…えっ⁉︎』
突然上から降って来た声に、反射的に目を開けてしまった。
『…っ⁉︎///』
「…閉じろって言っただろ…」
『…い、いつのまにっ…』
ついさっきまでスタジオの休憩スペースにいたのに、もう私の上に跨っていた。
至近距離で見る爆豪さんの顔にドキッとしてしまった。
マネージャーの言葉がフラッシュバックする。
《…リルルちゃんの、ファンらしいよ?》
だんだん顔の熱が上がっていくのを感じた。
それを振り払うかのように私は問いかけた。
『…じゅ、準備出来たら言ってくださいっ…』
「いつでも…」
胸の辺りで喋るから、息がかかってくすぐったい。
身体が熱くなってくるのがわかる。
あっという間に撮影出来そうな身体になった。
私は右手をふっと上げて撮影の合図をした。
*
彼は胸の間に顔を埋め、そこにちゅーっと吸い始める。
『…んぁっ///』
ちくっと感じた痛み、私はそばにあるシーツを掴む。
「…はぁ、これで、帰れないな?」
『ちょっ、とっ…何して』
「…お前は俺の、だから…」
『…っ////』
彼は顔を上げて私の視線とぶつかると、私の唇へ顔を落としていった。
『…ふっ、んっ///…はぁっ』
ぴちゃぴちゃと、口内を犯される。
舌は動き回って私の舌も絡めとられて、だらしなく唾液が外に流れていくのがわかる。
おかまいなしに幾度となく角度を変えて激しいキスをくり返す。
その間にもまた、彼の手によって私の胸がいろんな形に変えられていた。