第2章 転生
「2人とも一緒にきてくれないか?」
「あぁ・・・」
アロンは2人を誘導し、真壁家の地下へいき、魔界へやってきた、城の地下牢へ向かうと大きな生き物の寝息が聞こえた。
「これは・・・・」
体中鉄の鎖出つながられて、傷だらけで息が荒々しかった。
「アロン・・・」
蘭世は震えていた、それに気がついた俊は
「龍の鎖を解いてやれ」
「え?」
「いいから!」
俊の言葉でアロンは慌てて、右手を龍に翳しスライドすると龍の体から鎖が外れた、すると龍は目を覚ました。
「うわぁ!」
アロンはビビると俊の後ろに隠れた。
「ヴヴヴぅーー」
どうやら威嚇してるようだ。
「蘭世」
「愛良を呼べ」
「え?」
「この龍はまだ子供で怯えているだけだ、話が分かれば攻撃はしてこない」
「そうなの?」
とアロンが少し落ち着いたように話た、その間に蘭世は愛羅にテレパシーを送った。
「はぁい」
「愛羅」
「どうしたの?」
瞬間でやってきた愛羅は龍に驚きを見せることも無く、ニコリと微笑んだ。やはり、大魔女と呼ばれるだけの力を持つ愛良は状況を飲み込み、龍に優しくはなしかけた。
「大丈夫です、龍様ここには貴方を酷い目に合わせるような魔界人はいません、どうか心を沈めてください。」
すると龍は威嚇をやめるとフッと意識をなくし体が倒れていく
一瞬放った光の中から少女が姿を表した。
それには皆驚いた。
「この子が正体?」
アロンが地下牢の鍵を開け中へ入り、蘭世はその子を抱き寄せようとすると俊が抱き寄せて手の力から、流血を手当した
「どこでやられたんだ」
「とりあえず暖かい部屋に運びましょう、愛良ありがとうね」
蘭世は愛良に言うと
「大丈夫だよ、そのこ転生してきたみたいだよ?」
「転生?」
愛良は少し龍の子の心に触れていたようだでも、深入りはしなかった、しちゃいけないような気がしたから。