第2章 転生
「ん・・・・」
暖かい部屋にフカフカな布団、見覚えのある王家の紋章。
起き上がろうとすると体中が痛い。
「痛っっ」
ーパタッ
少し起き上がるがまた布団に戻ってしまった。
「私どうしたんだっけ」
廊下から話し声が聞こえて、狸寝入りを始めた。
「まだ目を覚まさないのか、アロン」
(アロン?)←心の声である
「仕方ありません父上、あれだけ深傷おっておられたのです」
「暴れるんじゃないのか?」
「そんなことはありませんよ」
そこだけ会話が聞こえるとまた廊下が静かになった
(まって・・・・私そういえば事故にあって・・・・
アロンってことは??この紋章・・・・
もしかしたら私転生しちゃったのーーー??!)
私は要約状況を飲み込んだ、まさかのときめきトゥナイトの世界だ。まさか魔法が使えるんじゃ?
ドキドキしながら私は狸寝入りをやめて、右手を上に翳してみた。
ふわぁ
すると手から暖かい光が溢れた、体が楽になる。
癒しの効果?じゃあこれはーシュンっ魔法といえば的な動作をしてきた、どうやら私は龍で一通りの魔法が使えるようだ。
体が少しマトモになったけれど、いっぺんに体に多機能がついたせいで体力の消耗が激しい、だから魔法や変身はまだは持続できない。
「ふぅ」
私はまたゆっくり眠ることにした。