第13章 こんなに好きだったんだ
私は、先日、出久がプロヒーローとしてバラエティ番組に出演した。
凄く楽しみにしていたのに、リアルタイムではどうしても見れなくて、なくなく録画した。
今日はそれを見ようと、Blu-rayレコーダーに電源を入れた。
出久は、ぜ、絶対見ないでね!!!///って、言ってたけど絶対と言われると見たくなるのが人間のさが。
そして、バラエティ番組が始まったー。
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『今日のゲストはー
プロヒーロー!デクさんでーす!』
『こんばんはーよろしくお願いシマス…』
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凄く、わかりやすく緊張してるっ笑
私は笑いを堪えながら、その後にも続く番組を見ていった。
私といる出久と、外での出久はやっぱり違っていて、見ていて新鮮だった。
そしてコーナーはいよいよお待ちかねー。
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『実はですね、デクさんに内緒で、奥様にアンケートをいただいてます!』
『…えぇっ‼︎⁉︎ // そ、そうなんですかっ、そんなこと一言もっ』
『では読ませていただきますねー
一つ目、旦那様の好きなところは?』
『…い、いきなりデスカ…//』
《たくさんあるんですけど…強いて言うなら…笑顔、でしょうか…? ふわっと笑うんですよねっ、今と昔も変わらなくて凄く好きです。》
『……っ////』
『あらベタ惚れじゃないですか笑 じゃあ、デクさん、そんな笑顔をテレビに向かって!』
『…ぇええっ‼︎// 』
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出久は、顔が真っ赤で、微妙な笑顔が全国ネットに流れる。
私は、笑いがとまらなくて、大変だった。
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『続いての質問はー』
『…えっ、まだあるんですか⁉︎//』
『旦那様と最近喧嘩した原因は?』
『…良かったぁ、普通の質問だ…』