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【更新停止中】出久夢物語

第37章 ♡消毒 / ※激甘裏






ーあ、れ…私、何してたっけ…



目が覚めると、見たこともない天井と床が見える。



ー確か、出久くんと一緒に帰ってて…



その時、チャリっと金属音が上から聞こえて、一瞬で今の状況を理解した。



ー手、錠!? …そうだ、急に襲われて…出久くんは!?



あたりを見回すと、椅子に縛りつけられている出久くんが目に入った。

気を失ってるようで、見たところ無事に見えたから安心した。

とりあえず、ここから逃げる為に個性を発動させようとするが、全く反応しなかった。



ーえっ!?、なんでっ…



「…個性は発動しねぇよ」

『…っ⁉︎』



いつの間にいたのか、目の前に敵がいた。



「さっき、嗅がせた薬に一時的に個性を発動しない薬品が混ざってたからな…」

『……っ…』



敵は、いきなり私の顎を無理矢理掴んできた。



『…うぐっ』

「…抵抗、なんて考えるなよ?…したらどうなるか、ヒーロー様ならわかんだろ?」



そう言うと、荒々しく口付けてきた。



『…んぐっ』

「…一度ヤってみたかったんだよなァ、ヒーロー様の前でヒーロー様の女を抱くの」

『…っ』



ニヤリと笑う敵に悪寒が走る。



「…せいぜい楽しませて、くれよ?…ヒーロー様?」











どのくらいの時間が経ったのだろうか。



「…はっ、はっ…あぁ、いい、なっ」



後ろから咥えたくもないものを突っ込まれて、感じたくもないのに、身体は素直に反応してしまう。

早く、この地獄が終われと願うばかりだった。

出久くんが起きる前に。



「…もしかして、あいつまだ寝てると思ってる…?」

『…っ!?』

「あいつなら、とっくに起きてるよっ、だから突っ込んだんだからなっ…」



ーそ、んなっ…



バっと、出久くんの方を見ると、何とかして解こうとする姿が見えて、胸が苦しくなった。

そんな時、いきなり腰を早く動かし始めた。
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