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*・*刀剣男士と花咲く恋*・*【刀剣乱舞】

第13章 白と黒の誘惑 大倶利伽羅END˚✧₊⁎


「いろは」
大倶利伽羅さんは覗き込んだ私の頬を両手で包み、優しく口付ける。
その後もどちらからともなく、何度も口付けを交わして、大倶利伽羅さんが私をゆっくり褥に押し倒す。
「…優しくする。いいか?」
彼の熱い眼差しから言葉の意味を理解して、こくっと頷く。


「大倶利伽羅さん…」
「伽羅でいい。敬語もいらない」
「…伽羅?」
「あぁ」
「伽羅…伽羅。ふふ…なんだか嬉しくて」
私は確かめるように何度も名前を呼ぶ。
「ふっ…何度でも呼べ」
伽羅は優しくほほえんで、私の首筋に強く吸い付き赤い華を咲かせる。

「この格好…他の男に見せずに済んで良かった」
伽羅は露出した鎖骨や肩にも自分の印を落としながら、安堵したように呟いた。
「遊女の着物ってやっぱり…そそられる?」
私は少し悪戯っぽく笑って彼を見る。

「いろはだから。…どんな服装でも欲情する」
「…っ!」
「…いろはを愛でて良いのはこれからずっと俺だけだ」
熱を持った瞳で見つめられ、独占欲を感じる言葉で頭を支配され、私の身体は一気に紅潮する。

「いろはの髪は柔らかいな…綺麗だ」
「ふふ。伽羅に撫でられるの好き」
「…可愛いな」
伽羅は結った私の髪をゆっくり解き、撫でながら髪にちゅっと口付け、少しずつ着物を乱していく。

胸元に顔を沈め豊かな膨らみを優しく揉まれると、今までに見たことのない伽羅の色情を孕んだ表情に急に恥ずかしさがこみ上げてくる。

「真っ白で柔らかい肌だな」
「あっ…伽羅…んっ…恥ずかしいよ…」
「いろは?こっち向いてくれ」
「やだ…伽羅の顔見れない」

「そうか…なら…」
思わず顔を背ける私に、手にした帯揚げで目隠しをする伽羅。

「わっ?伽羅?ちょっ…と待って!」
「これなら恥ずかしくないだろ?」
「でっ…でもこんなっ…あっ!」
「俺に全て委ねろ」
耳元で甘く低い声で囁かれて、身体がびくっと震える。

「やっ…あっ…んんっ!はぁ…」
そのまま耳朶を甘噛みされ、舌でねっとり耳を舐められると、ぞくぞくと甘い快感が身体中に広がる。
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