第12章 白と黒の誘惑 歌仙兼定END˚✧₊⁎
「いろは?君が嘘をついていることぐらいすぐに分かるんだよ?正直に言わないと…」
「わっ!」
歌仙さんは私を抱き抱え、部屋にあった姿見鏡の前に下ろし、後ろから私を抱きしめ、しゅるしゅると帯をといていく。
「いろは…早くしないと君の恥ずかしい姿を自分自身で見なくちゃいけなくなるよ?」
「やっ…歌仙さん!…こんなの…やめて!」
耳元で不意に囁かれて、ぞくぞく甘く身体が疼き始める。
「やめない。僕に逆らったらどうなるか身体にも教えてあげなきゃね?」
歌仙さんは着物をはだけさせ、外気に晒された豊かな膨らみを後ろからゆっくりと揉み始めた。
優しくつまんだり、指の腹でくりくりと刺激され、じわじわと甘い快感が広がり身体がびくっと震える。
言わないと戒められる。
でも言ったら歌仙さんはもっと私を戒める。
「あぁ…んっ!やっ…やだ…ごめんなさい…」
「なんで謝るのかな?僕に怒られることをしたのかい?」
両膝をぐっと持ち上げられ、蜜が溢れる秘部が鏡に映される。
恥ずかしさで堪らなくて顔を逸らすと、片手でぐっと顎を捉えられ、正面をむかされる。
「顔を逸らしちゃだめだよ?…僕に隠し事なんてするから…お仕置きだよ」
「やっ!歌仙さん…意地悪しないで!…あぁぁ!」
歌仙さんが耳を舌で舐め始めると、ぐちゅぐちゅと厭らしい水音が脳内に響き渡り、あまりの快感に鳥肌がたつ。
そのままゆっくりと秘部を指で円を描くように擦られて、敏感な突起が主張するように膨れ上がる。
「あぁぁ…んっ…だめっ!やっ…おかしくなる…歌仙さん!」
指先で突起をカリッと強く弾かれると、びくっと電流が走ったみたいに身体が跳ねる。
抗えない刺激に足先は丸まり、自分でも抑えきれないぐらいの大きい声が出てしまい、とっさに口を両手で覆う。
「いろは…我慢しなくていいんだよ?もっとかわいい声を僕に聞かせて?」
鏡越しに自分がされている厭らしい事が全て分かって、羞恥心でさらに身体は敏感になっていく。