第5章 いらっしゃいませ、御主人様
そしてカーテンを開けると4階から見える窓の先には盛り上がる文化祭の光景が広がっている。
「淫乱メイドを皆に自慢しないとな」
ガラリと窓を開けたその時、腕を掴み背中を反らせた状態のまま再び腰を振り始めた。
当然校庭からは私達の姿は丸見えで声を出そうものなら、
すぐにバレてしまう可能性がある。
「ーっ、んん!」
私は口を閉ざしその声を漏らさぬように耐える。
「ぁはぁ、見られてるほうが興奮するんだろ?大好物のちんぽハメられて、おまんこ濡らして興奮してるちんぽ奴隷の私を見てって、叫んだらどうだ?」
バイブと共に最奥まで突き立てられ、耳元で甘く囁かれても尚私は声を荒らげなかった。
こんな所でバレたら私達の関係が皆にーー!
その瞬間だった。
「こんな場所でSEXなんて羨ましいな」
第三者の声が私達だけの空間に響き渡る。
私と兄が教室の入口へ振り返ると、
そこには入口の柱に寄りかかる橘の姿があった。
「…俺も混ぜて下さいよ、オニーサン」
ニィと不敵な笑みを浮かべる姿に、
私は背筋が凍る思いをした。